どうもデザてくです。
放射線技師の給料は実際のところどうなのか?
求人の募集要項からだけではわからない放射線技師の給与の実態についてお話しします。
現在は都内の病院で働いていますが、以前は地方の病院で働いていました。
自分の実体験だったり、知り合いの放射線技師と給与の話をする上で、
放射線技師の給与や待遇は、
働く施設や給与体系により大きく違うことがわかりました。
タップできる目次
基本給
基本給:175000〜200000円(大学院卒は+1〜2万)
大卒の基本給はこのくらいが相場です。
ただし初任給が低くても昇給によって大きくベースアップする施設もありますので、
初任給の高さよりも昇給の上がり幅が重要だと言えます。
休日体系
休日体系:基本的には4週8休+祝日
ですが中には4週7休の病院もあります。
その場合は例として月に二日ほど休日に半日勤務があり、
夜勤や代休がなければ月に24日は出勤しなければならない事になります。
昇給
昇給:毎年一回で月3000〜8000円程度の上がり幅
ただし毎年一定額上がる訳ではなく、年々上がり幅が少なくなるケースが多いようです。
国立病院勤務の友人は人事考課(その年の自分の実績などを評価する面接)で昇給額が決定しされ、
年間1万のベースアップを勝ち取っている人もいます。このような病院では頑張ればその分伸びが大きいので魅力的ですね!
残業
施設やモダリティによって残業の有無が大きく左右します。
緊急検査があるAngioや検証業務がある治療などのモダリティは残業が多くなる傾向があります。
一方で全く残業のないモダリティや施設も多くあります。
手取り
手取りとは総支給額から保険料や税金を差し引いた額のことです。
初任給が20万円だとすると、手取りはおよそ16万円ほどになります。
(先ほども述べましたが、社会人1年目の初任給は保険料の支払いが無いので手取りが多くなります)
手当て・福利厚生
資格手当て
病院によっては放射線業務に従事する技師特有の手当てがあります。「資格手当」や「危険手当」というものです。
金額は基本給の20%や定額で5000〜30000円など病院によって様々ですが
放射線を扱うからといって必ず付与される手当てではありません。
住宅手当て
最大で家賃の半額で5000〜30000円程度
通勤手当て
交通距離に応じる(上限あり)
住宅手当や通勤手当は募集要項からは分からない場合も多いのがネックです。
当番
24時間365日、救急外来を受け入れている病院であれば当番勤務があります。
ほとんどの病院で看護師は夜勤体制ですが、放射線技師は当直体制を敷いている施設も多いです。
(ただし近年放射線技師にも夜勤化の流れがあり、就職後に夜勤化されることも十分あり得ます)
日直
- 休日の朝から夕方までの勤務
- 忙しさに応じて病院の規模に応じて1〜4名体制まで様々
- 手当ては12000円〜が相場
当直
- 日勤後から続けて翌朝まで院内で過ごす勤務
- 夜間に勤務先に泊まることを前提とした勤務で、睡眠時間が確保されていることが多い
- 翌日は原則通常通りの勤務だが、職場の裁量で朝もしくは昼から帰宅とする施設が多い
- 手当ては基本賃金の3分の1以上と定められており7000円〜が相場
夜勤
当直が軽微な業務であるのに対し、夜勤は通常業務が課せられます。
- 夕方(or夜)から翌朝までの勤務
- 休憩時間は1〜2時間程度
- 深夜割増賃金分で手当ては6000円程度が相場
待機
通常業務時間外で対応困難となった場合に呼び出す人を決めておくのを待機と言います。
病院の内規で呼び出された人は30分以内に駆けつけなければならないルールがあります。
手当ては呼び出しがなければ1000円程度で、呼び出されれば手当て+労働時間分の給与が発生する感じです。
夜中に呼び出されても翌日は通常勤務が基本となります。
賞与
賞与とは、毎月定期的に支払われる給与とは別に、夏と冬に支払われることの多い特別な給与のことでボーナスともいいます。
基本給3〜8ヶ月分と施設によって差が大きい部分です
放射線技師の平均年収はどれくらいなの?
厚生労働省の統計調査では、2018年の平均年収は517万円だそうです。
デザてくはどれくらいもらっているの?
私は転職した直後で役職なしの30歳で月収が約35万円、年収は560万円でした。
こればかりは施設によるところが大きいので、収入UPの一番の近道は転職です!
そしてこの30歳を超えたあたりから昇格が見えてくるタイミングですので、周囲の同僚と給与に差が出てくる頃になります。
最後に
今回紹介した内容は実体験や友人から聞いた情報がベースですが、実際このような施設が多いのではないでしょうか。
もちろん上記に当てはまらない施設も数多くあります
お金が全てではありませんが働く上でとても重要なファクターであることには違いありません。
紹介した内容を就職活動の参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧くださりありがとうございました!