この記事は、ごく普通の医療従事者である私が、
どうやってダーツプロ組織である
PERFECTのプロテストにダーツ歴6ヶ月で一発合格ができたのか
紹介させていただきます。
100%受かるという自信がある人は別として、 多くの人がそれぞれ不安を持ってPERFECTプロテストに挑みます。
プロテストに臨むにあたって最も重要なのは、PERFECTプロテストに合格する方法を正しく理解し、その準備ができるかです。
この記事は、プロテストを
・受けたいけど、ダーツがもっと上手くならないと合格は無理だと思っている人
・受ける予定だけど、仕事や学業が忙しくて練習時間が取れずに悩んでいる人
そんな人たちへ向けた内容になっています。
私自身、プロテスト受験を決心したものの、仕事やプライベートを考えると毎日何時間も練習する事は不可能でした。
なので限られた時間で質の高い練習とは何かを考え実践しました。その結果、本番でも自分の想定通りのダーツができ、焦る事はありませんでした。
最後まで目を通していただければ、きっと「役に立った」と満足していただけるはずです。
ぜひお付き合いください。 (実技は男子プロテストの内容ですが、当日の試験の雰囲気や筆記試験についても記していますので女性の方にも役立つ内容です。)
前置きが長くなりましたが、プロテストに向けて私が実践した
- 書類審査
- 筆記試験
の対策についてご紹介します。
実技試験編についてはコチラの記事をどうぞ。
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【 PERFECTプロテスト攻略・実技試験編 】ダーツ歴6ヶ月のBフラがプロテストに一発合格した理由
デザてくどんなにレーティングが高くても、本番で力が出せずに不合格になってしまった人たちを何人も知っています この記事は、プロテストを ・受けたいけど、ダーツがもっと上手くならないと合格は ...
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書類審査
まず、書類審査はPERFECTのホームページを確認して準備することになりますが、
ここでプロテスト合格までの過程の中でも中々に難易度が高い課題に遭遇します。
それは「私にとってダーツとは」の小論文(400文字。原稿用紙2枚分)です。
多くの人が、まずこの課題によって「プロ試験受ける!」という気持ちが一旦は冷静になる事でしょう。
私もそうなりました。笑
ですが大丈夫です。
「始めは全体の半ばである」というプラトンの名言にあるように、いざ書き始めれば半分は終わったようなものです。
意外とスラスラ進み、数時間程度もしくは長くても数日で原稿は仕上がるでしょう。
「ダーツにはまった理由」と「プロになりたい動機」と「プロになってからどうダーツ業界に貢献したいか」という点が抑えられていれば大丈夫です。
ですがもしも「気持ちはあるけれど、それを形容する言葉が出てこない」という方は、
ダーツを愛する同志を助けにして、実際に話したりブログの中で自分がすごく共感した内容、心動かされた内容を参考にして、それをしっかりと自分の言葉で文字に表現できれば良いと思います。
筆記試験
まず注意して欲しいのは、競技規定に目を通すだけの勉強だけでは正直厳しいです。
穴埋めの筆記形式である以上選択肢のヒントがないので踏み込んだ勉強が必要です。
問題数も意外と多かった印象があります(50問くらい?)
ここからの記事は試験に合格することを目的としてまとめてありますが、今後プロとしてトーナメントに参加して審判や選手としてプレーする際に、必ず覚えておくべき大事な知識です。
プロとして覚えていなければ周りから白い目で見られてしまいますので、しっかり覚えましょう。
筆記試験問題出題内容まとめ
記憶の範囲でなるべく具体的にご紹介しますが、当然開催年度や会場毎に問題が変更されている場合があるのでご了承ください。
用具及び設備:
大会で使用するダーツのルール規格、ダーツマシンの正式名称、ブルまでの距離と誤差、高さ、オッキの規格、投げ方(全般的に)
記述問題は語句がいくつか提示されていてそれを全て使って文章を作る形式:全部で3問ほど(例:40秒ルールについて以下の語句を使って説明して下さい。申告、ストップウォッチ、レフリー、10秒前、無効)、コイントスについて(予選ラウンドロビンと決勝トーナメントで違うので注意が必要です)
コーク:
先に投げた方がセンターホールに入ったらどうするか、後から投げて先に投げたダーツが抜けてしまったらどうするか、レフリーはどう勝敗を伝えるかなどのレフリーの役割、アウトボードしてセンサーが正しく反応しなかったときの対応、選手のマナーや違反などに関する対応もよく出題されていたのでよく覚えておいて下さい。
01ゲーム:
バーストについて(ルールが3つあります)
クリケット:
同点だった場合の勝敗の決定方法について
マシントラブル時:
レフリーの対応、警告・失格・品行:競技規定の中で最も長い幅をさいて記載があります。それだけ重要です。全般的に(試験を通じてレフリーの対応についての問題が多かったと感じます。基本的に試合でレフリーを行うのは参加する選手ですので、試験ではレフリーの役割の理解に重きを置いています)
競技規定:
予選ラウンドロビンと決勝トーナメントの最大最小人数について
PERFECTプロダーツトーナメント:
役員の権限、大会のエントリーについて
受付呼び出し:
特別な事由で受付が完了出来ない場合について、(試合開始時刻になっても人が来なかった場合は記述で説明できるようにしておいて下さい)
試合:
先攻と後攻の順番を間違えたときなど実際のトーナメントでも起こり得るようなトラブルについては、しっかり記述できるようにしておいて下さい。それとルール変更にて追加されたものに関しては聞かれる可能性が高いので覚えておいて下さい。練習スローを行なっていい本数(実際の実技試験でも同様に6本行なってからの試験になります)
得点記録:
JAPANと異なりPHOENIXはダーツマシンの反応優先とするのでその状況について
予選ラウンドロビン:
試合が開始されるまでの選手の動き、順位の決定方法について
決勝トーナメント:
組み合わせ等に間違いがあった場合について
マッチカード:
決勝トーナメントから使用されます。レフリーが記載しなければならない項目と試合終了後のレフリーがマッチカードの扱いについて
ユニフォーム規定:
警告・失格・品行の項目に次いで記載の多い項目です。しっかり覚えておいて下さい(プロワッペンの装着位置や着用不可なユニフォームについて)
賞金及びランキングポイント:取得資格について、プロテスト:受験資格(年齢や住民票についてはもちろんですが、「PERFECTの目的を理解し、その発展に寄与出来ること」の文言を覚えておくことも重要です)
PERFECTプロ資格登録・更新手続き:
納めるのはPERFECTプロ年会費またはPERFECTプロ登録費です。
義務:
プロ登録選手は、PERFECTのイベント要請事項に対し協力する義務があります。ランキングシステム:出場した大会のうち、獲得したポイントの高い上位21大会のポイントが年間ランキング対象。
以上の箇所の穴埋めが出題されました。お分かりのようにほぼ全体から幅広く出題されます。
ですが上記で紹介した箇所を重点的に勉強してもらえれば、効率良くポイントを掴めると思います。
そして穴埋めの他に指定された題について文章(A4に2題出題されます)を記述する問題があります。
一つは「理想とするダーツプロとは」、もう一つは「ダーツをしていて最も感動したこと・マナーについて」のお題から一つを選んで答える形式です。
噂によると配点では穴埋めと記述が50:50だそうなので、作文問題は最後の行までしっかりと自分の思い・考えを埋めて下さい。
理事長も試験前に仰っていましたが、この筆記テストは落とすための試験ではありません。作文問題は時間いっぱい使ってでも自分なりの考えを記しましょう!
競技規定の暗記にとても役に立ったスマホアプリについて、こちらの記事で紹介していますのでよければご覧ください。
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【 PERFECTプロテスト対策 】最短で合格するために必要な4つのアイテム
デザてくダーツ歴6ヶ月だった私も家練が主体でPERFECTプロテストに一発合格しました! その際とても役に立ったと思った4つのアイテムを紹介させていただきたいと思います。 ...
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最後に
以上長くなりましたが、ダーツ歴6ヶ月のBフラだった私がPERFECTプロテストに一発合格した理由とその対策です。
私はプロのライセンスを取得する事ができましたが、まだまだ下手くそです。
ですがプロに慣れたことで自分に自信がつきましたし、もっともっと上手くなりたいと思う気持ちが強くなりました。そして何より、以前よりずっとダーツが好きになりました。
これを読んでいる皆さんにも、ぜひこの感情を知って欲しい。そしてもっともっとダーツ業界を盛り上げてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。