この記事は、ごく普通の医療従事者である私が、
どうやってダーツプロ組織である
PERFECTのプロテストにダーツ歴6ヶ月で一発合格ができたのか
紹介させていただきます。
前回の筆記試験編に引き続き、今回は実技試編です。
100%受かるという自信がある人は別として、 多くの人がそれぞれ不安を持ってPERFECTプロテストに挑みます。
プロテストに臨むにあたって最も重要なのは、PERFECTプロテストに合格する方法を正しく理解し、その準備ができるかです。
この記事は、プロテストを
・受けたいけど、ダーツがもっと上手くならないと合格は無理だと思っている
・受ける予定だけど、仕事や学業が忙しくて練習時間が取れずに悩んでいる
そんな人たちへ向けた内容になっています。
私自身、プロテスト受験を決心したものの、
仕事やプライベートを考えると毎日何時間も練習するのは当然不可能でした。
なので限られた時間で、いかに質の高い練習ができるかを考え実践しました。
最後まで目を通していただければ、きっと「役に立った」と満足していただけるはずです。
ぜひお付き合いください。 (実技は男子プロテストの内容ですが、当日の試験の雰囲気や筆記試験についても別記事で記していますので女性の方にも役立つ内容です。)
前置きが長くなりましたが、プロテストに向けて私が実践した
- 実技試験
の対策についてご紹介します。
書類審査・筆記試験編についてはコチラの記事をどうぞ。
-
【 PERFECTプロテスト攻略・書類審査 & 筆記試験編 】ダーツ歴6ヶ月のBフラがプロテストに一発合格した理由
デザてくどんなにレーティングが高くても、不合格になってしまった人たちを何人も知っています この記事は、プロテストを ・受けたいけど、ダーツがもっと上手くならないと合格は無理だと思っている人 ・受ける予 ...
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実技試験
実技に受かるた結論は、それは実技に受かるための練習をする事です。
限られた時間の中では効率を考え、重要ポイントを集中的に練習することはとても大事な事です。
私はプロテスト合格のための重要なポイントはわずかだと考えたので、練習時間のほとんどをそのポイントの練習に充てました。
それについて解説していきます。
その前に実技試験の合格条件は
男子合格条件
501(8スロー 24ダーツ以内・ダブルアウト)
5レグ中、1レグでもクリアできれば合格
ブルセパレート(アウターブル25点・インナーブル50点)
です。
セパレートブルのルールの性質上、期待値から考えて狙うのはT20が定石です。98を切るまでは狙うのはほぼT20です。
T19で削りたいという人もいるかもしれませんが、T20を狙う練習をする方が、のちに解説するもう一つの重要ポイントであるD20についても狙いが付けやすくなるため効率的です。
そしてアレンジは98から61まで暗記しましょう。例え本番で緊張して体が思うように動かなくても、しっかり暗記したアレンジは忘れません。
アレンジを知らない事でチャンスを潰してしまうのは非常に勿体ないです。知っている事はそれだけで合格に近づきます。
私がたった1日で覚える事が出来た上り目の語呂合わせを紹介します(語呂はふざけている方が逆に印象に残るので、「なんだこれ?」と思ってくれれば私の勝ちです。笑)
それでは早速いきます。
誰でも覚えられるアレンジの覚え方(98〜61)
score | 狙い | 残り | 語呂 |
98 | T20 | 38 | 悔しさにじむ:くや(98)しさにじ(T20)む |
97 | T19 | 40 | 急な行く用事:きゅうな(97)いく(19T)ようじ |
96 | T20 | 36 | 苦労にじむ:くろう(96)にじ(T20)む |
95 | T19 | 38 | 救護に行く:きゅうご(95)にいく(T19) |
94 | T18 | 40 | 急死いや:きゅうし(94)いや(T18) |
93 | T19 | 36 | クミ行く:くみ(93)いく(T19) |
92 | T19 | 32 | 急に二十歳:きゅうに(92)はたち(T20) |
91 | T17 | 40 | 悔い?否!:くい(91)いな(T17) |
90 | T20 | 30 | くれ20円:くれ(90)にじゅう(T20)えん |
89 | T19 | 32 | *一の位が9はT19と覚えてください。 |
88 | T20 | 28 | パパは二十歳:ぱぱ(88)ははたち(T20) |
87 | T17 | 36 | 鼻良いな:はな(87)いいな(T17) |
86 | T18 | 32 | 野郎の嫌味:やろう(86)のいやみ(T18) |
85 | T15 | 40 | 箱一個:はこ(85)いっこ(T15) |
84 | T20 | 24 | 橋に虹:はし(84)ににじ(T20) |
83 | T17 | 32 | 闇良いな:やみ(83)いいな(T17) |
82 | D25 | 32 | 歯にブルーライト:はに(82)ぶるー(D25)らいと |
81 | T19 | 24 | 倍行く:ばい(81)いく(T19) |
80 | T20 | 32 | やれ(80)にじゅう(T20)えん |
79 | T19 | 22 | *一の位が9はT19と覚えてください。 |
78 | T18 | 24 | ナッパは嫌:なっぱ(78)はいや(T18) |
77 | T19 | 20 | ナナ行く:なな(77)いく(T19) |
76 | T20 | 16 | なろう虹に:なろ(76)うにじ(T20)に |
75 | T17 | 24 | 名護いいな:なご(75)いいな(T17) |
74 | T14 | 32 | 梨食べていいよ:なし(74)たべていいよ(T14) |
73 | T19 | 16 | ナミ行く:なみ(73)いく(T19) |
72 | T16 | 24 | 何色:なに(72)いろ(T16) |
71 | T16 | 32 | 無い意味:ない(71)いみ(T13) |
70 | T18 | 16 | 慣れ嫌:なれ(70)いや(T18) |
69 | T19 | 12 | *一の位が9はT19と覚えてください。 |
68 | T20 | 8 | 牢屋に銃:ろうや(68)にじゅう(T20) |
67 | T17 | 16 | 虚しいな:むな(67)しいな(T17) |
66 | T14 | 24 | ムムッ?いよいよか:むむっ(66)いよ(T14)いよか |
65 | T19 | 8 | 婿行く:むこ(65)いく(T19) |
64 | T16 | 16 | 虫の色:むし(64)のいろ(T16) |
63 | T13 | 24 | 無罪さ:むざ(63)いさ(T13) |
62 | T10 | 32 | 無二の友:むに(62)のと(T10)も |
61 | T15 | 16 | 無一文のIKKO:むい(61)ちもんのいっこー(T15) |
また表の残数の中で一番頻度の高い、32(9回)は01において上りやすい数字として重宝されています。
一投目D16を狙ってシングルに外しても、二投目ですぐ隣のD8で上がる事が可能ですし、一投目でD8に入っても二投目は再度D8で上がる事がでるからです。
近い箇所を続けて狙う事ができるのはメリットですし、32はS16に外れても偶数になるためチャンスが続くことも好都合です。(仮に30だとシングルに1本ミスっただけで奇数になり上がれません)
ダブルアウトチャレンジ可能回数
次にダブルアウトの際に、シングルに外しても上がれるチャンスが続くナンバーについて紹介します。
score | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 5th |
40 | D20 | D10 | D5 | ー | ー |
38 | D19 | ー | ー | ー | ー |
36 | D18 | D9 | ー | ー | ー |
34 | D17 | ー | ー | ー | ー |
32 | D16 | D8 | D4 | D2 | D1 |
30 | D15 | ー | ー | ー | ー |
28 | D14 | D7 | ー | ー | ー |
26 | D13 | ー | ー | ー | ー |
24 | D12 | D6 | D3 | ー | ー |
22 | D11 | ー | ー | ー | ー |
20 | D10 | D5 | ー | ー | ー |
18 | D9 | ー | ー | ー | ー |
16 | D8 | D4 | D2 | D1 | ー |
14 | D7 | ー | ー | ー | ー |
12 | D6 | D3 | ー | ー | ー |
10 | D5 | ー | ー | ー | ー |
8 | D4 | D2 | D1 | ー | ー |
6 | D3 | ー | ー | ー | ー |
4 | D2 | D1 | ー | ー | ー |
2 | D1 | ー | ー | ー | ー |
チャンスが多いのは、32(5回)に次いで、40(3回)です。(16と8は32に含んで考えています)
さらに40はD20がトリプルと同じ縦ラインのため狙いの調整がしやすい事と、仮に98から61のアレンジで一投目トリプルを外しても、その後にシングルで合わせやすいというメリットがあります。
例えは残り74だとしてT14狙いがS14に外れて残り60、次に上り目である40へはS20で1本で作れますが、32にするにはシングルが2本必要になってしまいます。
以上から、私は本番は40もしくは32で上がる事を想定して、その二つから上がる練習を繰り返し行いました。
本番で焦らないための事前対策
加えて「このT20に特化した練習の性質上、本番でT20以外のトリプルナンバーへのスローの精度は良くないはずなので、98〜61までのアレンジでトリプルを外したら、残りの本数に余裕があれば細かく削ってでも32、そうでなければ40に調整して上がろう」と決めていました。
仮に想定通り上手くいかないlegが来るとしても、5回というトライの中では必ず想定通りになると信じました。
あとは501を最後D20で上がると考えた場合、7ラウンド終了時までに削るのは461点となります。
すると1ラウンドあたりに必要なのは66点なので、T20に入らなくてもシングル3本確保できれば十分チャンスはあると言えます。
そして例え1や5に入ってしまっても1本T20を出せば十分カバーできるという意識を持っておくと精神的に楽です。
ココがポイント
・点数を削るためにT20をひたすら練習
・アレンジを98〜61まで全部覚える
・重要ナンバーである40と32からダブルアウトする練習
・本番で焦らないように、「この場合はこうする」といった選択肢を事前に考えておく
以上が実技試験の重要なポイントです。
最後に
以上が、ダーツ歴6ヶ月のBフラだった私がPERFECTプロテストに一発合格した実技試験対策です。
私はプロのライセンスを取得する事ができましたが、まだまだ下手くそです。
ですがプロに慣れたことで自分に自信がつきましたし、もっともっと上手くなりたいと思う気持ちが強くなりました。そして何より、以前よりずっとダーツが好きになりました。
これを読んでいる皆さんにも、ぜひこの感情を知って欲しい。そしてもっともっとダーツ業界を盛り上げてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。