仕事

本当にあったブラック病院!【 放射線技師の恐怖の体験記 】

2020年3月24日

 

どうも、診療放射線技師として働いているデザてくと申します。

 

これまで15年間 放射線技師として働いてきた人生の中で、大きな転機をもたらした”転職”についてお話します。

 

私がなぜ転職したのかというと、シンプルにずばりブラック病院だったからです。

 

 

どれくらいブラックだったかというと、

 

主なブラックな内容

  • 大卒で入職したのに等級が専門卒扱い
  • 基本給・昇給・手当て・ボーナスが全国最低レベル
  • 当直が夜勤の業務量。日勤からの当直なので24時間働く日があった
  • 休日も月に1、2回は丸一日の24時間勤務があった。手当は7000円(時給換算で290円)
  • 放射線部に力がなさすぎて院内のヒエラルキーが最底辺

 

それ以外にも、

 

仮眠中の当直室に上司が静かに入ってきた時はビビリました。。。

 

物音で目が覚めると暗闇の中で部長がこちらを覗き込んでいて、、、頭パニックになって必死に寝てるフリをしました。

 

デザてく
しばらくすると何もせずに出ていきましたが、今考えてもめちゃくちゃ怖いです。。。笑

 

プライバシーや常識がない職場でした。(「当直忙しかったけどゆっくり寝てるかな?」くらいの考えだったのかもしれません)

 

 

それと入職してすぐ行われた新入職員のレクレーションの行き先がなぜか

 

陸上自衛隊でした(2泊3日)。。。

 

朝5時から腕立て伏せして、ほふく全身を1〜5まで練習して、重さ20kgのリュックを背負ってまる一日かけて40km歩いて、実践を想定した組み手して、、、

 

「あれ?おれ自衛隊に入隊したっけ?」って思いながら、

 

ただただ軍曹から怒られないように規律を守っていました。

 

デザてく
他の病院に就職した同期たちは、旅館で1泊して楽しんでるのに、、、

 

デザてく
結局、あまりの過酷さと劣悪な環境により新人たちに肉離れやムカデ咬傷などの被害が多発して、業務への多大な影響が及んだため次年度からは廃止とされました。

 

 

給与面

そんな病院だったのでいろいろ転職したい理由はありましたが、やはり給料面での不満は大きなマイナス要素でした。

 

同窓会や大学の同級生と集まり給与の話題が出るたび自分の所の不遇さを痛感し、次第に同級生との付き合いが億劫になっていくのを感じました。

 

基本給や昇給はもちろん。ボーナスや当直手当の金額で周りの同期と大きな差があったのですが、当然それは就職先の地域性も関係していたと思います。

 

デザてく
私の就職先の病院は日本の中で所得がかなり低い地域だったうえ、その中でも最も賃金が低い水準の市にありました

隣接している県同士でも平均給与額は大きく異なることもあります。

 

ホームページの求人欄からではわからないこともたくさんありますので、最終的に迷ったらその地域の平均給与額も参考にしてみることもお勧めします。【都道府県別収入ランキング

 

職員の権利

病院の不満調査で

 

面と向かっては聴きづらい悩みや不満を紙に書いて職員意見箱に入れてくださいと言われたので、

 

正直に同業種の平均的な手当額と比較した当院の給与の不満をあげた所、

 

事務室に呼び出され「どうしてそんな質問ができるのか意味がわからない。正気なの?」

 

と言われ、その不満を全職員に公表され晒し首に・・・

 

デザてく
職員を守ってくれないばかりか晒し者にする仕打ちに、病院へ一切の信頼は置けなくなりました

 

教育体制

田舎の中では大きめの中核病院だったので、24時間365日あらゆる救急患者が運ばれてきました。

 

当直はひとり体制だったので、夜中も救患が来るわ病棟患者の検査もあるわで体が休まる暇はありませんでした。

 

前職場の方針上、入職4ヶ月目から当直に入らなければならなかったため、

撮影、造影CT、MRI、心カテ、血栓回収、ポータブル、オペ室イメージetc...を物凄いスピードで叩き込ました。

 

先輩から「うちはそういう病院だから」と言われたので、まぁ世の中そんなものかと思っていましたが、

 

転職して現病院の教育体制と比較すると、ほとんど知識がない状態で、よく(?)やっていたなぁと思います。

 

前職場のモダリティ研修は、1度目は先輩がやって見せて、2度目は一緒についてやらせて、3度目で卒業試験が普通でしたが、

現病院はしっかりとした教育カリキュラムが組まれていて、一つのモダリティ研修だけで半年以上かけています。

 

それぐらいスタッフへの教育方針は、病院毎にかなりの差があるということに気付きました。

 

デザてく
学生実習では撮影や装置についての話も大切ですが、教育システムや学術支援体制についても教えることも重要ですね

 

 

仕事へのやりがい

当時の私は職場にいろいろ不満があっても、仕事にやりがいさえを感じれていれば、頑張っていけると考えていました。

 

自分にとってのやりがいとは何か?

 

と考えた時に、バリバリ研究をして学会で発表がしたい!と考えました。

 

自分が就職していた病院では学術発表を行う風潮ではありませんでしたが、

 

大学時代に卒業研究や論文を書いたしきっと働きながらでも出来るだろうと思っていました。

 

しかし、それは完全に甘い考えだったことがわかりました。

 

大学時代は研究室の先生からテーマが与えられ、面倒をみてもらえましたが、当然働き出したらそうではありません。

 

職場が学術活動に力を入れていたり、ノウハウを持つ指導者がいなければ、よっぽど本人に実力がなければ現実は厳しいという事を痛感しました。

 

前職場は学会参加に係る出張費用や休みなども認められておらず、学ぶ環境が一切整っていませんでした。

 

デザてく
そうしてふと気づいた時には、自分は仕事へのやりがいも持てなくなっていました。

 

転職を決めたタイミング

将来の自分が想像できなくなり、職場や仕事に対する気持ちがなくなった時に、真剣に病院の求人を探していました。

 

決心してからここまではかなりスピーディーでした。

 

注意しなければならないのは、

 

その年に職場の人が辞めていったからとか、 就業規定上無理だなとか考えていたらいつまで経ってもチャンスは回ってはきません。

ちなみに退職願いは法律上二週間前の提出であれば問題ありません。(就業規則では認めていないから受理できないは嘘です)

 

デザてく
気持ちが薄れる前に新たな扉を開けるべきです

 

そしてチャレンジしてみて良かったと過去の自分に言えるような時間を過ごしましょう。

 

病院への就職は特殊で、いくつも病院を受けて内定をもらって、その中から一つを選ぶという事が許されません。

 

ある病院に内定をもらった後で、受けたいと思った病院の求人が出ても受ける事はタブーとされています。

 

そのタブーを犯すと後輩の採用にも関わって行きますし、実際そのタブーの影響を受けた学生たちを知っています。

 

この就活スタイルでは、その人にとって内定先がベストな環境である可能性は正直高くありません。

 

なので私のように最初の職場が理想とは違っても、そこで力をつけて後々の転職を考えておく事は全然ありです。

むしろ転職できた方が自分の視野が広がる良い経験だと思っています。

 

転職する事は否定的なことではなく視野が広がりその後の働き方にも良い影響を与えるポジティブなことです。

 

転職して感じた事

実際に転職して環境を変えた事は、自分自身を大きく成長させてくれました。

 

今の職場では、自分一人では困難なことも、

 

指導してくれる先輩、競い合うライバル、やる気のある後輩たちなど、

自分に影響を与えてくれる人たちのおかげで、以前の環境では得ることのできなかったやりがいや自信を掴むことができています。

 

病院を変えたことで、前職場で感じていたネガティブな問題のほとんどが解消されました。

 

デザてく
新たな職場に移っても小さな不満は0ではありませんが、それ以上のやりがいがあればバランスが取れるものです

 

最初の就職先が自分にとってベストな就職先でなければならないと焦る必要はありません。

働き出してから本当に行きたい所が見つけて中途で入職する事は普通にできる事です。

 

すでに就職していて現在悩んでいる人がいたら、勇気を出して一歩足を踏み出してみてはいかがでしょうか。

人生は一度きりです。どうせ後悔するならチャレンジしてからでも遅くはありません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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デザてく

デザてく

都内で働く自由気ままな診療放射線技師

30歳を機に超絶ブラック病院から転職
現在は毎年の学術発表義務を除けば
ホワイトな病院で楽しく勤務しています
研究活動は国際学会でAward受賞歴あり

資格試験対策や趣味について発信します
ご要望やご質問があればお問い合わせ
フォームからご連絡くださいませ

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